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TOEIC点数別の単語数|600点・730点・800点・900点に必要な語彙の目安

TOEIC 600点は約3,000語、800点は約4,000語が目安です。ETS公式サンプル問題を1語ずつ照合した結果をもとに、730点・900点も含めた点数別の語数と、1日何語で何日かかるかをまとめました。

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TOEIC L&Rに公式の語彙数はありません。ETS公式サンプル問題と1語ずつ照合した結果から見ると、600点は約3,000語、730点は約3,500〜4,000語、800点は約4,000語、900点は約4,000語に上級のビジネス語を加えた量が目安です。最頻出の2,000語だけで、サンプル問題の語の95%をカバーします。

  • 点数との対応は、ETSのCEFR対応表(550点=B1、785点=B2、945点=C1)と、単語リストのカバー率から出しています。
  • 一般頻出語とTOEIC頻出語を合わせた約4,100語で、公式サンプル問題の語の99.2%をカバーします。
  • 1日20語なら、3,000語は150日、4,100語は約206日で一通り学習できます。

一枚の表で見る:点数別の語数の目安

目標スコアCEFR(ETSの対応)出発点目安1日20語で(目安まで)
600点B1(550点〜)約2,000語約3,000語150日
730点B1とB2の間約3,000語約3,500〜4,000語175〜200日
800点B2(785点〜)約3,000語約4,000語200日
900点B2とC1の間約4,000語約4,000語+上級ビジネス語(約5,200語)約260日
945点以上C1(945点〜)約4,000語4,000語以上—

600点・800点・945点以上の数字は、TOEICの単語は何語必要?ETS公式サンプル問題で1語ずつ照合してみたの推定と同じです。730点と900点は、前後のCEFRレベルの目安のうち多いほうに寄せて出しました。本番の難しさも見込んで、どの点数も少し多めに見積もっています。

公式に決まっていること・いないこと

ETSは語彙数も単語リストも公表していません。 ETSのスコア利用ガイドには、TOEICは難解で出現頻度の低い、高度に専門的な語彙を避けると書かれています。ネットで見るTOEICの語彙数は、すべて予備校・出版社・研究者による推定です。

スコアとCEFRの対応は公表されています。 ETSの対応表では、合計550点がB1、785点がB2、945点がC1の最低点です。ETSは、これを機械的な境界線として使うことは勧めていません。

公式の単語集は1,800語。 日本でTOEICを運営するIIBCは、2026年1月に『公式TOEIC Listening & Reading 英単語』を発売しました。過去に出題された問題から最頻出の1,800語(句)を抽出したもので、基本語1,200語、上級語300語、コロケーション300語の構成です。IIBCは1日20語ずつ90日で学べる設定にしています。最もよく出る語を集めた本なので、800点以上を目指すなら、ここからさらに語数を広げることになります。

なぜ600点で約3,000語、800点で約4,000語なのか

言語学の研究では、文章中の語のうち何%を知っているかで読めるかどうかを見積もります。約95%が何とか読めて知らない語を文脈から推測できる最低ライン(Laufer & Ravenhorst-Kalovski, 2010)、約98%が辞書をほとんど引かずに読めるラインとされています(Hu & Nation, 2000;Nation, 2006)。

私たち Tomaru 開発チームが、ETSが公開しているTOEIC L&Rの公式サンプル問題(人名・地名を除く6,241語)を、研究用の2つの単語リストと1語ずつ照合した結果が次の表です。

覚える範囲語数(約)サンプル問題の語のカバー率
最頻出1,000語1,050語88.0%
最頻出2,000語2,050語95.0%
一般頻出語すべて(NGSL)2,860語96.9%
一般頻出語+TOEIC頻出語(NGSL+TSL)4,110語99.2%
Tomaru TOEIC 600+4,111語99.2%
TOEIC 600++補充パック5,202語99.6%

最頻出の2,000語で「何とか読める」95%に届き、TOEIC頻出語を加えると「スムーズに読める」98%を超えます。そこで、600点(B1)は2,000語を出発点に約3,000語、800点(B2)は約4,000語を目安にしています。

別の方法による研究とも、桁は合っています。ケンブリッジ英検の合格者の語彙サイズをまとめた研究では、B1が約2,750〜3,250語、B2が約3,250〜3,750語、C1が約3,750〜4,500語でした(Milton, 2010)。B1でおよそ3,000語、B2でおよそ4,000語という目安と一致します。

点数別に、何を覚えればいいか

600点:まず最頻出の2,000語、次にTOEIC頻出語

600点はETSの対応でB1(550点〜)にあたります。最頻出の2,000語で公式サンプル問題の語の95%をカバーするので、ここが出発点です。そのうえでTOEIC頻出語を足していくと、少ない語数で読める部分が増えます。一般頻出語をすべて覚えた状態でTOEIC頻出語を300語足すだけで、カバー率は96.9%から98.3%に上がりました。

730点:一般頻出語を固めて、TOEIC頻出語を広げる

730点はB1(550点)とB2(785点)の間です。600点の目安(約3,000語)と800点の目安(約4,000語)の間で、多いほうに寄せて約3,500〜4,000語としました。一般頻出語の約2,800語をすべて押さえ、TOEIC頻出語を半分以上は覚えている状態が目安です。

800点:一般頻出語+TOEIC頻出語の約4,000語

800点はB2(785点〜)にあたります。一般頻出語とTOEIC頻出語を合わせた約4,100語で公式サンプル問題の99.2%をカバーし、「スムーズに読める」98%のラインを超えます。invoice、warranty、refund のような職場でよく使う語は、この段階で欠かせません。

900点:約4,000語に、上級のビジネス語を加える

900点はB2(785点)とC1(945点)の間です。約4,100語でサンプル問題の99%を超えているので、ここからは残りの語と、より難しい文章への備えです。Tomaru の補充パック(1,092語の上級ビジネス語)を加えた約5,200語では、カバー率は99.6%でした。上の表の「約260日」は、この約5,200語を1日20語のペースで進めた場合の日数です。

1日何語で、何日かかる?

範囲語数1日20語1日30語
最頻出2,000語約2,050語約103日約69日
600点の目安約3,000語150日100日
TOEIC 600+(800点の目安)4,111語206日138日
TOEIC 600++補充パック5,202語261日174日

これは、新しい単語を一度ずつ学習するまでの日数です。最頻出の語の多くは中学・高校ですでに習っているので、知っている単語はすぐに復習の間隔が広がり、実際に時間がかかるのは知らない単語の部分です。

試験日から逆算するときは、最後の1〜2週間を新しい単語を入れない復習期間にしておきます。答えを隠して思い出し、日を空けて復習すれば、1語はだいたい3回で定着します(初めて見たときを含めて。Tomaru の匿名学習データ)。復習の仕方は英単語が覚えられない・すぐ忘れる原因と対策にまとめています。

手順:目標スコアから逆算する

  1. 目標スコアの語数を決める。 上の表から、600点なら約3,000語、800点なら約4,000語。
  2. 試験日までの日数から、最後の1〜2週間を引く。
  3. 語数を残りの日数で割り、1日の新しい単語数を決める。 最頻出語から順に覚えます。
  4. 答えを隠して思い出し、翌日に1回目の復習をする。 新しい単語より先に復習する。
  5. 公式問題で知らない語に出会ったら、その場で覚える単語のリストに加える。

Tomaru のTOEIC 600+(4,111語)は、一般頻出語とTOEIC頻出語をすべて収録し、よく使われる語から順に出てきます。試験日を入れると1日の新しい単語数と目安の時間を出し、試験の数日前には新しい単語が終わって復習だけになるように組みます。900点を目指す人は補充パック(1,092語)を追加できます。単語学習の基本機能はずっと無料、広告なしです。

よくある質問

TOEIC 600点には何語必要ですか?

最頻出の2,000語が出発点で、約3,000語が目安です。ETSは550点をCEFRのB1に対応づけています。ETSの公式サンプル問題では最頻出2,000語で語の95%をカバーし、TOEIC頻出語も加えるとさらに読みやすくなります。

TOEIC 730点には何語必要ですか?

約3,500〜4,000語が目安です。730点はETSの対応でB1(550点)とB2(785点)の間にあたります。600点の目安(約3,000語)と800点の目安(約4,000語)の間で、多いほうに寄せています。

TOEIC 800点には何語必要ですか?

約4,000語が目安です。785点はCEFRのB2にあたり、一般頻出語とTOEIC頻出語を合わせた約4,100語で、ETSの公式サンプル問題の語の99.2%をカバーします。invoice、warranty、refund のような、TOEICによく出る職場の語彙も必要です。

TOEIC 900点には何語必要ですか?

約4,000語に、上級のビジネス語を加えた量が目安です。900点はB2(785点)とC1(945点)の間です。約4,100語で公式サンプル問題の99%を超え、Tomaru の補充パック(上級ビジネス語1,092語)を加えた約5,200語では99.6%になります。

TOEICに公式の単語リストはありますか?

ETSは単語リストも語彙数も公表していません。日本でTOEICを運営するIIBCは、過去の出題から最頻出の1,800語(句)を集めた『公式TOEIC Listening & Reading 英単語』を2026年1月に発売しています。最もよく出る語をまとめた本で、800点以上を目指すならそこからさらに広げます。

なぜ「TOEICは5,000〜6,000語必要」と言われるのですか?

多くの場合、数え方の単位が違います。同じ語の変化形や、同じ語の別の意味を1項目ずつ数えると、語数は多くなります。この記事の数字は、変化形をまとめて1語と数える方法(レンマ)で計算しています。

参考資料

  • ETS Global. *Mapping the TOEIC Listening and Reading Test on the CEFR*.
  • ETS. *TOEIC Listening and Reading Test: Sample Test*; *Examinee Handbook*.
  • IIBC(2025年11月27日)『公式TOEIC Listening & Reading 英単語』書籍版、アプリ版を発売. https://www.iibc-global.org/iibc/press/2025/p295.html
  • Browne, C., Culligan, B., & Phillips, J. The New General Service List(1.2版); Browne, C., & Culligan, B. The TOEIC Service List(1.2版). https://www.newgeneralservicelist.com/
  • Hu, M., & Nation, I. S. P. (2000). Unknown vocabulary density and reading comprehension. *Reading in a Foreign Language*, 13(1), 403–430.
  • Laufer, B., & Ravenhorst-Kalovski, G. C. (2010). Lexical threshold revisited. *Reading in a Foreign Language*, 22(1), 15–30. https://hdl.handle.net/10125/66648
  • Milton, J. (2010). The development of vocabulary breadth across the CEFR levels. In *Communicative proficiency and linguistic development*(EUROSLA Monographs Series 1), 211–232. https://www.eurosla.org/monographs/EM01/211-232Milton.pdf
  • Nation, I. S. P. (2006). How large a vocabulary is needed for reading and listening? *Canadian Modern Language Review*, 63(1), 59–82. https://doi.org/10.3138/cmlr.63.1.59
  • Tomaru(2026)TOEIC L&Rの単語は何語必要?ETS公式サンプル問題で1語ずつ照合してみた. https://tomaruai.app/ja/blog/toeic-vocabulary-coverage

データの出典:Tomaru の匿名学習データ(2026年)

著者:Tomaru 開発チーム。

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